「寺越事件を注視せよ」 新聞記事1-1 神戸新聞(H22.3)より

”拉致被害者”の妻から手紙

「北」の窮状訴える100通

家族会など 子供らの国籍認定求める

《心の中に秘めていた事実を書こうと思います・・・》。

北朝鮮から、切々と窮状をつづった手紙が、また日本に届いた。

差出人は、”拉致被害者”の日本人男性の妻。

男性は47年前に日本海で出漁中に行方不明となり、その後、

北朝鮮での生存が確認されたが、平成6年に病死したとされる。

拉致被害者の「家族会」と「救う会」は、

男性の拉致被害者認定と、

北で生まれた男性の子供らの国籍認定を求めて動き始めた。

男性は石川県出身の寺越外雄(てらこしそとお)さん。

外雄さんは昭和38年、兄の昭二さん=当時(36)=と

甥の武志さん(60)と漁船で漁に出かけ失踪した。

その後、武志さんが北朝鮮で「拉致ではない。救出されただけ」

と語ったため、拉致事件としては扱いにくくなった。

さらに、武志さんは平成14年、北の労働団体幹部として一時帰国し、

「将軍様の配慮で何不自由なく暮らしている」と

拉致を否定する発言を繰り返した。

昭二さんについては、脱北した元工作員の証言から

拉致される過程で殺害された疑いが浮上。

ここでも昭二さんの死亡の真相究明に重点が置かれ、

外雄さんの存在がクローズアップされることはなかった。

だが、その陰で外雄さんは日本の家族に手紙を送り続けた。

元在日朝鮮人の妻と結婚。30代になる長男と長女がいる。

外雄さんの死後も妻らが引き継ぎ、

一家から届いた手紙は100通を超えるという。

以下続く。。。。。