全国民が心読すべき横田早紀江さんの御著書「めぐみと私の35年(新潮社)」(3)

全国民が心読すべき横田早紀江さんの御著書「めぐみと私の35年(新潮社)」(3)

横田早紀江さんの御著書「めぐみと私の35年(新潮社)」の終章に

すべての営みには時がある と小見出しが掲げられた節の中に

次の通りの記載があります。

本当に重たい、

早紀江さんが語られるお言葉だけに

小生のような不甲斐ない者には一層こたえる

心して拝読すべき文章であると存じます。

・・・

けれども私は、そうした人生を辛いと考えるより、

その中にも生きる意味を見出してきました。

人間にはそれぞれ宿命があり、

天から与えられたことには人智を超えた定めがあります。

いかなる苦しみもすべてマイナスではなく、

そこで鍛えられながら、いろいろなことを学ばされました。

自分自身も成長し、強くなったことを感じます。

聖書の中に、

「たじろぐな、怖れるな。私があなたの神だから」

という御言葉があります。いつも、この言葉が助けとなりました。

ともに祈ってくださる方々の輪は、教派や国境も越えて広がっています。

さまざまな人との出会いが生まれ、余りある心の恵みをいただきました。

だからこそ、自分の人生には悔いがない。

あとはただ、めぐみにもう一度会いたいという望みだけです。

「すべての営みには時がある」という御言葉もあります。

神さまは

「戦うのに時があり、和睦するのに時がある」とも語られました。

振り返れば何もわからなかったあの二十年間を経て、

めぐみが拉致されて北朝鮮にいること、結婚して子どもを産んだことなども、

神が選んだ「時」に知らされたのでしょう。

どんなに時間がかかっても、最善の時を選ばれる。

それが私たちの神であり、希望なのです。

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それにしても、何と重みのある お言葉でしょう。

多くの一般国民にとって、拉致問題といえば、想起されるのが

拉致被害者ご家族の象徴的な存在と言っても過言ではない

横田めぐみさんや有本恵子さんの御両親の お姿ではないでしょうか。

特に横田さん御夫妻、あるいは早紀江さんでありましょう。

両ご夫妻はタイプこそ違え、

日本、否、全世界きっての紳士・淑女でいらっしゃる。

これ程までに ご人徳、ご人格の高い方々は

世界広しといえども、そうはいらっしゃらないのではないかと

小生はいつも、いつも存じております。

これまで両ご夫妻の お話は何十回、何百回と拝聴してまいりましたが

一度たりとも

娘を、わが子をと、おっしゃたことはありません。

すなわち、自分たちの子さえ、という考えは一切お持ちでないということです!

現状の全く不甲斐ない、国の体を為してはいない我が国は、

今もって戦後(占領)体制から脱却しきれてはいない我々日本国民(国民?)は

これまで余りにも横田さんや有本さんをはじめとする

拉致被害者ご家族の高い ご人格や ご人徳に甘え過ぎてきたのではないか。

反省することしきりであります。

ほとんど何も出来ない我われ一般庶民でも、

真摯に救出を祈ることは出来ます。

「一念 巌も通す」

早紀江さんと心を一つにして

さらに更に、おおきく大きく、

全世界に向けて、祈りの輪を広げるのです!!!(おわり)

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NBP author