『恵子、お母さんは待っていますよ!』特別号「日本赤軍よど号犯の妻、金子(赤木)恵美子、裁判傍聴記録」13

有本恵子さんは留学中だった。

「もうすぐ帰国する、思い切って日本を出てきたから、

働きながら世界を見たい」と言っていた。

市場調査のアルバイトで、証人は有本恵子さんを釣った。

「私も世界をアルバイトしながら回っている、

ある会社の市場調査の仕事をしている。

私はロンドンを離れるので、あなたに代わりをして欲しい」

と証人のアパートで話したら、有本恵子さんは興味を持った。

ロンドンからザグレブに電話して、

安倍に「いいのが獲得できそうだ」と言った。

コペンハーゲンで有本恵子さんと会って、北朝鮮へ連れて行った。

有本恵子さんには、「ハンブルグにアルバイト先がある」と言っていた。

コペンハーゲン(デンマーク)は北朝鮮と国交あり、

活動ではいつも使っていた。

何故有本恵子さんに対し、

コペンハーゲンを隠してハンブルグと嘘をついたかというのは、

いつもよど号犯人たちが利用していたので、

もし田宮から「有本さんではダメだ」と言われた場合、

警察や西側諜報機関に秘密が漏れる危険性があったから。(つづく)

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