『恵子、お母さんは待っていますよ!』第10回 政治の罪・不作為の不当性③ その14

今回の内容には極めて重大な

「政治の罪の一側面」が明らかになっている。

それは「拉致事件を公にして窮地に立つのは日本」という

「臆病風」の事である。

昨年有本夫妻は、塩川財務大臣<当時>に面会陳情のおり、

「何故政府はもっと強い態度で北朝鮮に要求しないのか?」と

質したところ、

「テポドンミサイルを打ち込まれたらどうするのか、

それが恐ろしいのです」という趣旨の発言があったそうである。

最近勧められて、

「北朝鮮大脱出・地獄からの生還(新潮文庫)」という本を読んだ。

これは宮崎俊輔氏という、在日朝鮮人を父、日本人を母にもつ人物が、

1960年に13歳で家族とともに「帰国事業」で北朝鮮に渡り、

辛酸の果てに1996年に脱出に成功して日本に帰国を果たす

壮絶な手記であるが、そこにこんな一文を見つけた。(つづく)