『恵子、お母さんは待っていますよ!』第11回 助けるべき人権、不要な人権 その2

日朝首脳会談実現か!

9月1日(日)<平成13年>、

一昨日より殺到していたマスコミも一段落し、

落ち着きを取り戻した有本家へ伺った。

挨拶も早々に、「訪朝問題」に言及する明弘さんは、

「近いうちに何らかの結果が出るのでは?」と、

いつになく上機嫌ではあったが、

浮き足立った様子もなくいたって冷静に見受けられた。

これはもしかすると事前に何らかのレクチャーが

当局によりもたらされたのではないだろうか?

と思い、単刀直入に質問してみた。

明弘さんは、レクチャーがあったのか否かについては明言を避けた。

しかし8月にも都内某所にて外務省の職員に対し、

2時間程度の陳情の機会があった様である。

「この際、言うべきは言って欲しい。

資金提供などの援助要請に応じるべきではないと申し入れた。

そのときは(解決までの)2~3年を見越した長期展望を念頭において話したが、

今回の電撃発表を耳にした瞬間は、もしかしたら、、、と感じた。」と

慎重に言葉を選びながら語った。(つづく)