『恵子、お母さんは待っていますよ!』第3章 幻の記者会見

平成12年暮れ、「よど号事件の犯人の家族、帰国実現か?」、「重信房子、逮捕!」、

いずれも日本赤軍に関するニュースが世間の耳目を集めた事は記憶に新しい。

 年明け早々の正月2日(平成13年)、神戸市長田区の有本さん宅を訪れた。

父明弘さんは開口一番、

「彼ら(よど号の妻たち)には、

(拉致事件の)真相を明らかにする義務があるのでは」と不快感を顕わにした。

 娘との再会を信じ、

18年目(平成13年当時)を迎えた両親の心にある”怒り”の本質は何なのか?

「拉致事件」の存在こそ世間の知るところとなった昨今だが、

多くは知らされていない。

 ”よど号の妻たち”が語るべき真実はおろか、

関わりすら伝えるマスコミは皆無と言っても過言ではない。

本編(第3回)からいよいよその真実に肉迫する。