「恵子、お母さんは待っていますよ」第3章幻の記者会見 5幻の記者会見(4)

ウニタ書房の遠藤忠夫は、昨年(1990年)末かなりの頻度でテレビに登場している。

ご記憶の方も多いと思うが、

”日本赤軍のリーダー重信房子の逮捕”と”よど号の妻子の帰国近し”に関するニュースで

「日本赤軍について詳しい・・・」とか

「よど号メンバーの家族を支援している・・・」などの

キャッチフレーズで得意満面、評論家ぶっていたあの人物である。

 なお、事情通によると、ウニタ書房とは新左翼過激派の出版物等を、

グループに関係なく幅広く取り扱う書店として有名な店であり、

それらのシンパや活動家が盛んに出入りしているという(当時)。

 無論、当時、家族が遠藤の素顔など知るよしもなかった。

「今想えば謀られた」と有本夫妻は語る。遠藤は家族に、

永久に朗報をもたらすことはなかった。

(第3章幻の記者会見おわり。以下、次章につづく)

長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より

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