「恵子、お母さんは待っていますよ!」第5章日本赤軍よど号グループ 1訪問者(3)

高沢氏の来訪が

有本さんの立場を承知した上でのものであることは、

一昨年来、

明弘さんが知人等に嘆願意見を記して

各報道機関へ送付してもらっていたチラシを

彼が持参していたことから明らかだった。

彼が手にしていたのは、

取引き先のフォークリフトのオペをしている人が、

毎日新聞社に送付していたものだった。

 そこで、

さんは地元選出の自民党(当時、現在は民主党)

の石井一元自治大臣に対し提出した質問状の写しなどを

手渡して事情を説明したという。

明弘さんは「もしかしたら、

家族の立場へ方針を転換するために、

彼は私たちに会いに来たのかもしれない。」

と当時の高沢氏の心中を理解するようになった。

彼は、

よど号メンバーたちへのインタビューを

綴った自らの著書を手渡して帰途についた。(つづく)

長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より

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