高沢氏の来訪が
有本さんの立場を承知した上でのものであることは、
一昨年来、
明弘さんが知人等に嘆願意見を記して
各報道機関へ送付してもらっていたチラシを
彼が持参していたことから明らかだった。
彼が手にしていたのは、
取引き先のフォークリフトのオペをしている人が、
毎日新聞社に送付していたものだった。
そこで、
さんは地元選出の自民党(当時、現在は民主党)
の石井一元自治大臣に対し提出した質問状の写しなどを
手渡して事情を説明したという。
明弘さんは「もしかしたら、
家族の立場へ方針を転換するために、
彼は私たちに会いに来たのかもしれない。」
と当時の高沢氏の心中を理解するようになった。
彼は、
よど号メンバーたちへのインタビューを
綴った自らの著書を手渡して帰途についた。(つづく)
長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より




