「恵子、お母さんは待っていますよ!」第5章日本赤軍よど号グループ 2引き裂かれる愛情(2

てっきり熊本のMさんだと思い込んでいた乳児は、

Iさんと恵子さんの間に生まれた子ども、

すなわち孫であるというのである。

さらに、

Iさんからの手紙にある

「・・・特に衣服面と教育・教養面での本が極端に少なく、

3人共に困って居ります。・・・」の

記述について、

嘉代子さんは、

李恩恵(リ・ウネ)・・田口八重子さんなどの事案から推測して、

工作員の教育等に従事させられている関係だろうと思っていたが、

これはIさんと恵子さんが厳しい環境下でも、

いつか帰国する日を考えて

必死にわが子を育てているためであろうと、

高沢氏はみているという。(つづく)

長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より