その手紙は最後の音信となるが、
日付入りの最後の手紙は
同年(1983年)7月4日付けのものである。
この2通の手紙は同じ便箋で書かれており、
7月4日付けの方には以下のような記載がある。
「ロンドンを出てコペンハーゲンに来たものの、
観光シーズン真っ只中でユース等は一軒も空きがない。
そこで仕方なく高価なホテルに宿泊したが、
(滞在が長引きそうなので)アパートを借りて住んでいます。
ホコリ臭いところです・・・」と。
嘉代子さんは
「本人がいう市場調査に関する仕事上、
誰かを待って1人でコペンハーゲンに留まっていたということは、
相当に信頼できる人物と出会っていたはずであり、
本人の語学力からしても、
それは日本人であろう。
そして、
本人の性格や素行からみても女性に違いない」と推測している。(つづく)
長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より




