石高氏と共に再来していた高沢氏は、
最後に、
著書にも記していない極めて興味深いことを有本夫妻に告げた。
それは田宮高麿の死についてである。
彼は平成5年11月30日突然病死したと
北朝鮮が発表したが、
高沢氏はこの直前に田宮と会っていたそうである。
そして、
本人の口から「自分たちが連れてきた(拉致した)日本人については、
自分たちの手で日本に帰してあげたい・・・」と
衝撃的な告白を田宮から受けたのであった。
田宮は自分たちのパスポートが
無断で各種工作に用いられていることに対して
当局に不服を申し立てており、
それらの点を勘案すれば、
彼は処刑もしくは殺害された可能性が極めて高いという。
(つづく)
長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より




