「恵子、お母さんは待っていますよ!」第6章日本赤軍よど号グループ② 田宮高麿の死(1)

石高氏と共に再来していた高沢氏は、

最後に、

著書にも記していない極めて興味深いことを有本夫妻に告げた。

それは田宮高麿の死についてである。

彼は平成5年11月30日突然病死したと

北朝鮮が発表したが、

高沢氏はこの直前に田宮と会っていたそうである。

そして、

本人の口から「自分たちが連れてきた(拉致した)日本人については、

自分たちの手で日本に帰してあげたい・・・」と

衝撃的な告白を田宮から受けたのであった。

田宮は自分たちのパスポートが

無断で各種工作に用いられていることに対して

当局に不服を申し立てており、

それらの点を勘案すれば、

彼は処刑もしくは殺害された可能性が極めて高いという。

(つづく)

長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より

Comments are closed.