「恵子、お母さんは待っていますよ!」第6章日本赤軍よど号グループ② 田宮高麿の死(3)

嘉代子さんは

市民柴田の第一印象を「頼りない感じの男で、

とても大事件の犯人には見えなかった。」

とも語った。

「恵子のことを知っているんでっしょ!」と嘉代子さんが詰め寄ると、

彼は「そんなオバサン知らん!」と即答した。

母は直感した。

「絶対知っている・・・」と。

「柴田が北朝鮮に居た頃は、娘はオバサンではないはず。

もしオバサンの恵子を見たならば、

それは最近のことでしかないはずです。」

そう話した後

、嘉代子さんは悔しそうに、

唇をかみ締めていた。

ヤサ男は「知らん、知らん」の一点張りで何も語らなかったという。

 

 なお、

柴田逮捕の直接の容疑は

、旅券法違反であり、

逮捕時、

彼が所持していたパスポートは、写真を張り替えただけの、

Iさんのものだった。(田宮高麿の死おわり。以下つづく)

長瀬 猛氏著作『恵子、お母さんは待っていますよ!』より

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